住宅の建て替えにあたり敷地を調査したところ、古いブロック塀がありました。敷地内にあるブロック塀は現在の建築基準法に合致していないと、確認申請がおりません。現状を把握するために、既存ブロック塀等の耐震調査を行いました。

数十年前のブロック塀は鉄筋が入っていなかったり、コンクリートが劣化していることがあります。鉄筋探査機等で鉄筋の位置を確認します。健全性が確保されていないので、塀を撤去することを提案します。

十数年前のブロック塀は健全性が確保されていましたが、建築基準法の仕様規定を満たしていません。基礎の根入れ深さと控壁がありません。この場合は壁が転倒しないように控壁を増設するか、撤去するかになります。

ブロック塀は重量があり地震が起きたときに、転倒すると大変危険なため建築士などの専門家にご相談することをお勧めします。